さて、前回の#41 こちらの内容を踏まえて
早速お客様とのコミュニケーションへと話を進めてまいります
体質美容学をカウンセリングにどう活かせる?
単に身体の不調を見るだけでなく、お客様の気質に合わせたコミュニケーションを意識することが重要です。
体質美容学をカウンセリングに取り入れることで、お客様にとって心地よい対応ができるようになります。
胚葉タイプ別! カウンセリング・会話のポイント
外胚葉タイプ(神経・皮膚が敏感)
- 特徴:繊細・ストレスを受けやすい・慎重・感受性が高い
カウンセリングのポイント
- 落ち着いた声でゆっくり話す
- 初対面では慎重に距離を詰める
- 「大丈夫ですよ」「安心してください」といった言葉が響きやすい
会話のポイント
- 具体的な説明より「感覚的に心地よいか」を重視
- 施術中は静かにするのがベスト(音や話し声が刺激になるため)
中胚葉タイプ(筋肉・関節・エネルギー型)
- 特徴:行動力がある・論理的・競争心が強い・目標志向
カウンセリングのポイント
- 端的に説明し、理論的に納得できるように伝える
- 「こうすると効果が出やすいですよ」と結果を意識させる
- ストレートな言葉の方が響きやすい
会話のポイント
- 「○○さんのように行動的な方は、こういうケアが合いますよ」と伝える
- 短時間でも効果を感じられる施術を意識
- 施術後に「どのくらい効果を感じるか」を聞くことで満足度アップ
内胚葉タイプ(消化器・呼吸器が発達)
- 特徴:穏やか・感情豊か・人とのつながりを大切にする
カウンセリングのポイント
- 「気持ち」を大切にし、共感を示す
- 「○○さんはどう感じていますか?」と質問しながら進める
- リラックスできる空間作りを意識
会話のポイント
- 施術前に「最近どんなことがありましたか?」と雑談を交えながら心を開く
- 施術中は「ゆっくり深呼吸してみましょう」と誘導
- 施術後に「リラックスできましたか?」と感想を聞く
人の気質はこの3つだけではありません
以上箇条書きにしてまとめてみましたが、まずはご自身がどのタイプに当てはまるのかを考えてみて理解してみるといいですね
そして、もうおわかりだと思いますが、あれも当てはまるし、これも当てはまる・・・そうなんです。
3つのタイプが混合していることが普通となります。
更には、後天的にインストールした気質がありますので、だから皆さんが唯一無二なのですね。
施術が一辺倒になりがちですが、お客様との寄り添い方やコミュニケーションは千差万別です。
私が長年セラピストを続けてきた理由の一つに、いつもやりがいがあり飽きがこないところにあります。
この学問を取り入れてからより面白くなりました。
これからセラピストをめざす方、すでにセラピストでありこれからも長く愛されるセラピストをめざす方にぜひ学んでいただきたいです。
セラピストでなくても、サービス業やカウンセラーなど人と接するお仕事をされる方にもオススメです。